【最終2122 / 84位】よくいるドラパミミカビキッススタン【剣盾S4使用構築】

こんにちは、ピッツと申します。

前期に引き続き、S4でも最終84位と良い結果を残すことができたので、今期も記事を書こうと思います。

前期の並びからヒヒダルマをドラパルトに変更しただけなので、自分としてはあまり目新しさはないですが、技構成や持ち物は環境に合わせて変更しています。

よろしければ前期の記事も併せて読んでいただけると嬉しいです。

pitspoke.hatenablog.com

追記:PokemonHOMEでレートが見れるようになったためタイトルに追記しました。

以下常体。

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撤退時(8:45頃)

 

【構築経緯】

今期はキョダイラプラスアシレーヌガオガエン、Aキュウコンなどの新ポケモンが解禁されたため、中盤まで前期とは全く違う新しい構築を試してみたが、なかなか思うように勝てなかった。そのため使い慣れている前期の構築の並びをベースとして考え直した。ほとんどのポケモンは続投して問題ないと判断したが、唯一襷ヒヒダルマについては、並びが全く同じだと型の一点読みをされる可能性があること、襷ホルードや襷ギルガルドの増加から環境的にも逆風と感じたことから解雇。代わりの襷枠としては、型が豊富過ぎるため襷が読まれづらいドラパルトを試したところ、しっくりきたのでそのまま採用。結果的に今期流行していたドラパミミカビキッス@2という構成になった。各ポケモンの技構成や持ち物は、ランクマッチに潜って使用感を探りながら変更していった。

 

【個体紹介】

ドラパルト@気合いの襷

無邪気 CS252, A4

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本構築の襷枠でMVP。技構成は最高打点の竜星群、命中安定のシャドーボール、先制技の不意打ち、後続の負荷を減らせる鬼火。鬼火の枠は電磁波もありかもしれない。今期は鬼火祟り目か竜舞のドラパルトが流行していたので、それらを前提に動いてくれる人が多かった印象。物理型ではなく特殊型の理由は、①物理型だとタイプ一致技であるゴーストダイブの1ターンのタイムラグが個人的に気になる、②特殊型にすることで不意打ちが警戒されづらい、③鬼火や威嚇でパワーダウンしない、の3点。特に②のメリットが大きかったように感じ、初手で誘いやすい襷ギルガルドヒヒダルマなど一撃で倒せないポケモンに対し、2ターン目の不意打ちを警戒されることがほとんどなかった。HPが1でも残っていれば何かしら仕事ができるので、体力が削れた後もなるべく残しておくことを意識した。非常に使い勝手がよく体感8割くらい選出していたが、メインウェポンの竜星群が命中不安なのが唯一弱いと感じた。

 

ミミッキュ@ラムの実

陽気 H4, AS252

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少し変わった型のミミッキュ。ストッパー・エースとして汎用性を落とさないため、技構成はじゃれつく影打ち剣の舞までは確定。最後の枠はラプラスナットレイカビゴンガオガエンなどに対する命中安定の有効打になり、かつ体力回復もできるドレインパンチとした。ダイナックルでAを上げながら殴ることができるため、ダイマックスが切れた後の影打ちの火力が上がるのが地味に良い。持ち物は鬼火ドラパルト、欠伸カビゴン、電磁波ミミッキュなどへのメタとしてラムの実を採用。ダイフェアリーを打てば状態異常はもちろん防げるが、逆に言えばその動きはダイマックスを無理矢理でも切る必要があり、また欠伸の場合はダイフェアリー読みダイウォールで眠ってしまうリスクもある。「ミミッキュダイマックスを切らなくても状態異常を防げる」という状況は、後続にダイマックスを温存でき、また相手から見えない安定択・勝ち筋を生むことができたため、非常に強力だった。

 

トゲキッス@命の珠

控えめ H4, CS252

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前期と全く同じ珠キッス。相変わらず原始の力が読まれないので強かった。殻を破ってくるパルシェン、有利対面だと思い居座ってくるヒートロトムダイマックスを切ってくるリザードンなどを吹き飛ばすのが最高に気持ちいい。今期を通してダイロックを打ってくるトゲキッスには1回しか当たらなかったが、本当にめちゃくちゃ強いのでもう少し増えてもいいと思う。準速で使っていたが、相手のトゲキッスホルードの上を取りたい場面で抜かれていたことが何度かあったので、最速でもいいかもしれない。ピクシーが重すぎたので強運ピントレンズ型も今期初めて試してみたが、肝心なところで急所に当ててくれないので、安定して火力を出せる珠の方が自分には合っていた。

 

アーマーガア@弱点保険

陽気 H60,A188,B4,D4,S252

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テンプレのアーマーガア。最近は一周回って鉄壁ボディプレス型が多い気がするが、個人的にはアタッカー型の方が扱いやすくて好き。この枠に他のエースを入れることも考えてみたが、他の5体で重くなるアーマーガアやドリュウズなどに対し強く、かつ汎用性もあるポケモンとしては、替えが効かない存在だと思った。調整と技構成は前期と全く同じで、持ち物はミミッキュがラムの実を持っていたので弱点保険にした。無難に強く、弱点保険が発動したおかげで勝った試合もあったが、ビルドアップを見せた時点で弱点保険を警戒する立ち回りをされることが多いのが難点。また前期はラムの実を持たせたこのポケモンで受け構築を崩していたので、受け構築に対する勝率が下がってしまった。とはいえ今期は一撃技が飛び交いまくっていたせいできつかったのか、受け構築に当たることも少なかったので大きな影響はなかった。出せる構築を見極めて出す必要はあるが、出せば活躍してくれたので満足。

 

ナットレイ@オボンの実

呑気(S0個体) HB252,D4

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無難に強く、特に語ることがあまりない。前期と同じ個体だが、持ち物だけ珠ギャラのダイジェットを2耐えできるようにオボンの実に変えた。これを意識しないのならば絶対に混乱実の方が強いが、ギャラドスに受け出す状況がよくあるため変えられなかった。広い範囲で役割を持てるため、パーティの補完としてとても優秀で選出しやすかった。今期よく見た鉄壁ボディプレスナットレイに対して無力だが、ボディプレス読みでトゲキッスを合わせられれば問題ないためそこまで気にならなかった。

 

カビゴン@食べ残し

慎重 H172, A4, B252, D60, S20

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残飯カビゴン。前期はS4振りだったが、上位の構築記事を読んでいたら12振りのカビゴンを見かけたため、相手のカビゴンの上を取ることを最重視して20振りまで伸ばした。技構成は空元気、欠伸まで確定。ヒヒダルマをドラパルトと入れ替えたことでトゲキッスの被選出率が上がったので、抗うためにヘビーボンバーを採用。最後の枠は無難に守るにしていたが、構築単位で重すぎる天然アッキピクシーが無視できない数上位に存在したため、無理矢理突破するため地割れに変更した。副産物として、欠伸やドラパルトの鬼火で相手のカビゴンを状態異常にし、地割れの試行回数を稼いで倒すという処理ルートができたのもよかった。その反面守るがないと相手のダイマックスターン枯らしや体力管理が少し難しくなったので、デメリットも感じた。結局ダイフェアリーで欠伸も地割れも無効にしてくるのでピクシー入りには半分も勝てなかったが、絶対に勝てない相手にある程度の勝率を期待することができるようになったため、変更して正解だったとは思う。

 

【選出】

以下の3パターンのどれでいくかを考えて選出していた。

1.カビゴンナットレイトゲキッスorミミッキュorアーマーガア

前期の構築で軸としていた選出。カビゴンナットレイのステロ欠伸ループで相手のサイクルを疲弊させ、エースを通していく。前期はこのパターンでの選出が多かったが、今期はとにかく鬼火身代わりドラパルトやメンヘラミミッキュが多すぎたので、刺さる確信があるとき以外はなるべくこの選出をしないようにしていた。そのため体感1割くらいしかこの選出パターンはなかったと思う。刺されば本当に強く、ステロ欠伸ループをしているだけで降参されることもあった。

2.ドラパルト+カビゴンorナットレイトゲキッスorミミッキュorアーマーガア

今期一番多かった選出。先発性能が高くサイクルにも介入できるドラパルト、クッションとしてのカビゴンナットレイ、エース枠の構成。重いポケモンをドラパルトとクッションで削り、エースの圏内に入れることを意識して立ち回った。時にはクッションにダイマックスを切って相手のダイマックスを凌いで有利な展開にしたり、エースで相手のパーティを半壊させた後ドラパルトとクッションで詰めていったりと柔軟な動きができた。

3.ドラパルト+ミミッキュトゲキッス

対面的な選出。この3体はそれぞれのパワーが非常に高いので、押し切れると判断したときはこの選出が一番強いと信じて選出していた。初手はトゲキッスダイマックスを切って半壊させに行くか、ドラパルトでまず先発の1体を倒しに行くかの二択。ギルガルド入りの構築はギルガルド初手が多かったので、襷不意打ちドラパルトでカモっていた。

 

【重いポケモン

・ピクシー…前述した通り、このためだけにカビゴンに地割れを採用するほど無理だった。天然には誰も勝てないし、不意にくるマジガも普通に強いのでやめてほしい。前期はあまり見なかったので助かっていたが、今期は増えていてしんどかった。

アシレーヌカビゴンナットレイは基本有利だと思っていたのだが、渦潮滅び型やHB身代わり型のような変則的な型に当たると対応が後手に回り、苦しい展開を強いられることが多かった。

トゲキッス…普通の型ならまだ対応しやすいが、スカーフ・眼鏡が前期よりもさらに数を増しているように感じた。特に眼鏡は気軽にカビゴンを受け出すとあり得ないほど削られるので無理だった。

・アタッカーカバルドン…あまり数を見なかったので切っていた。持っている技も個体によって違うので対応しきれない。初手ナットレイがダイバーンで消し飛ばされて泣いた。たぶん全部負けた。

他にもいると思うが印象的なのは上記。

 

【感想】

前期の最終5位に続き今期も最終2桁と良い結果で終わることができたので、個人的には満足なシーズンでした。最終日には切断バグが大きな話題になり潜るのを少し躊躇しましたが、結果的には一回も切断されなかったので運が良かったです。(実は一回だけこのバグに該当する挙動を経験したのですが、なぜか1分後くらいに順位は反映されていたため、おそらく向こうがタイミングをミスったのではないかと思っています。)しかし勝っても順位が上がらないリスクに常におびえながらポケモンをやるのは嫌だったので、このバグが修正されるまでは真面目に対戦に取り組むことはないです。一刻も早く修正されることを願っています。また、同じ境遇の中最終日に潜り続けていた皆さん、お互い本当にお疲れ様でした。

記事や構築のことで何かあれば、Twitterによろしくお願いします。

ピッツ (@adptwgjmg) | Twitter

ここまで閲覧していただきありがとうございました。