【最終2123 / 65位】Double Fissure【剣盾S6使用構築】

こんにちは、ピッツと申します。

S6で最終65位を達成したので、記録としての記事になります。重いポケモンも多く、自分としてはあまり納得のいく完成度の構築ではないので、参考程度に見ていただければ幸いです。

構築名は「地割れ(英語名:Fissure)」を珍しく採用しているポケモンが二体いることから命名しました。運ゲー構築ですね…笑。

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撤退時の順位:最終日8:15ごろ

 以下常体。

 

【構築経緯】

前期の記事を読んでいて使ってみたいと思った、光の粘土ラプラス+アッキの実ミミッキュの並びから構築を組み始めた。まずは対面構築的な襷枠としてホルードを採用。自分はガチガチの対面構築は使えないと思ったため、サイクルパーツとしてラプラスカビゴン対面の引き先として安定するラムの実カバルドンを採用。次にカバルドンと二体でサイクルができる枠として、相手のロトムアシレーヌトゲキッスなどの特殊ポケモンと打ち合えるチョッキミトムを採用。最後はここまでの並びで崩すのが面倒だと感じたアシレナット、アマガピクシーなどの並びや、重めなカットロトムに強いダストシュートエースバーンを採用して構築が完成した。…はずだったのだが、①アシレナットと思った以上に当たらなかった、②もうほとんど環境にいないと思っていた初手の弱点保険ドラパルトにイージーウィンされるケースが目についた、③不意打ちを採用してもドラパルトに対して身代わりや竜の舞との不利択を迫られる、などの理由から泣く泣くエースバーンを解雇。急きょ弱点保険ドラパルトを採用してみたが、こちらの方が強いと感じ最後まで使った。

 

【個体紹介】

ラプラス@光の粘土

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控えめ 205-94-121(164)-150(252)-115-92(92)

B- CSに振った余り

C- 特化

S- 大体のHBアーマーガア抜き

構築の軸①。光の粘土以外だと思った以上にすぐオーロラベールが終わってしまうので、アッキミミッキュと組み合わせるならこの持ち物で確定と感じる。火力がないのでCは特化。当初は準速にしていたが、相手のラプラスアシレーヌの上を取っていてほしい場面よりも物理技を耐えてほしい場面の方が圧倒的に多いことに気づき、Sを削ってBに回した。技構成は一貫性が高いフリドラと、水タイプへのDM時の打点かつ追加効果が強力な雷は確定。水技はDM時の威力アップに加え、DM後に雨下で強力な打点となるドロポンを採用。命中不安ゆえにドロポン外しで負けの試合も多々あったが、当てれば最強なので最後までドロポンで通した。最後の枠は受けポケモンを破壊する一撃技として地割れを採用。飛行タイプはラプラスには基本受け出されない、またセンリツの火力不足も気にならなかったので、絶対零度でないために困った場面は特になかった。むしろダイアースが打てることで、ラプラス同士の打ち合いに有利になる、(数は少ないが)ストリンダーに対する強烈な打点となる、などのメリットがあり採用価値が高いと感じた。

 

ミミッキュ@アッキの実

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意地っ張り 159(228)-140(140)-110(76)-×-126(4)-124(60)

H- 16n-1で最大

A- 余り

B- 皮ダメ込みかつアッキ未発動の状態で、A4振りカビゴンのヘビーボンバー確定耐え

D- 端数

S- ミラー意識兼、最速60族・準速70族抜き

構築の軸②。ラプラスとセットでの選出を想定していたが、壁がなくてもそこそこの耐久があるため選出しやすかった。今期中盤から大流行していたため、ミラーが多く発生する、また上位は絶対にテンプレアッキミミッキュ抜き調整のポケモンを生み出してくると考え、Sを124まで伸ばした。相手とのアッキミミッキュミラーで素早さが負けたことは1度しかなく(この時は相手がどれだけ振っていたのか気になった)、Sが足りなくて負けたと感じることもあまりなかったので、この調整は功を奏していたと思う。大流行も納得な強いポケモンだった。

 

ホルード@気合いの襷

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意地っ張り 161(4)-118(252)-97-×-97-130(252)

H- 端数

AS- 特化

襷枠。今期初めてこのポケモンを使ったが、想像以上に火力がエグくて驚いた。最速にするよりも火力が上がるメリットの方が大きいと感じたため意地AS特化。技構成はかなり色々試したが、メインウェポンの地震、対面性能が上がる電光石火、ギャラドスやアーマーガアに対して刺さる雷パンチまでは入れ得と感じた。最後の枠は剣の舞や馬鹿力も強かったが、初手でミミッキュに対面した際に安定することや後続のサポートにもつながることから岩石封じとした。有利対面ができれば圧倒的な火力で負荷をかけていけるので、頼りになるポケモンだった。

 

カバルドン@ラムの実

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腕白 215(252)-132-187(252)-×-92-68(4)

HB- 特化

S- 端数、ミラー意識

ラプラスやドラパルトがカビゴンを強烈に呼ぶので、その引き先になれるサイクルパーツとして採用した。特殊ポケモンラプラスか後述のミトムで相手をしてもらうので、ドリュウズバンギラスなどの有利な物理ポケモンにしっかりと役割を持てるようHB特化。ラムの実を持たせることでカビゴンブラッキーを始めとする欠伸を撒いてくるポケモンに対し、非常に安定した受け出しが可能。相手からは考慮されづらいため、欠伸の入ったカバルドンが引いてくると考えて動くところに地震・欠伸・ステロを刺して、有利サイクルに持ち込めることが多かった。役割上地震ステロ欠伸までは確定で、最後は相手の耐久ポケモンを予想外の角度から崩しに行ける地割れを採用してみたところ、非常に強かったので最後まで使った。「ラス1カバルドンvsナットレイなどの遂行速度の遅いポケモン」の展開に持ち込めば勝てると油断している相手や、欠伸で眠らされた後悠長に眠りターンを稼ごうとしてくるカビゴンを何度も地割れでわからせてきた。ラムの実や欠伸と組み合わせることで地割れの試行回数を稼ぐことができる、また単純にステロ欠伸で負荷をかける動きもできるため、受け系統の構築を相手にする際も重宝した。

 

ウォッシュロトム@突撃チョッキ

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控えめ 157(252)-×-128(4)-150(92)-136(68)-118(92)

H- 最大

B- 端数

C- 余り

D- 特化キッスのダイフェアリー確定3発、特化アシレーヌエナジーボール確定3発

S- 4振りミミッキュ抜き、遅いロトム抜き

カバルドンが圧倒的に不利を取るトゲキッスアシレーヌロトムラプラスなどの特殊ポケモン全般と打ち合える枠として採用した。とにかく広い範囲の特殊ポケモンと打ち合いたかったので、持ち物は突撃チョッキ。環境に一番多いのがHBオボンなので、それを見越してか竜星群やシャドボを打ってくるドラパルトにも比較的強く出られるのがよかった。電気技は放電だとカバルドンの欠伸展開を阻害しかねないため10万ボルト。悪の波動はイカサマと入れ替えて使用していたが、一長一短なのでどちらがよいのかは好みな気がする。イカサマはロトムを起点にしようとする竜舞ドラパルトやオノノクス、太鼓カビなどを咎められるのは強いが、偶発的に鬼火をもらった際に弱体化するのと、ダイアークが物理技になるので弱すぎるのが難点。

 

ドラパルト@弱点保険

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陽気 193(236)-162(172)-95-108-95-192(100)

H- 16n+1(残飯個体からの流用のため)

A- 余り

S- 最速インテレオン抜き抜き抜き(ぶっちゃけ育成時になぜこのSラインにしたのか覚えていないので後付けです…)

最終日の途中までダストシュートエースバーンだった枠。エースバーンも強かったのだが、ドラパルトに対して隙を見せすぎるため、弱点保険で無理矢理張り合えるドラパルトに変更した。考察不足のせいでこの枠が最後あまりにも適当過ぎたのが、この構築に納得がいっていない最大の原因。最終日に新規育成や調整をする気力がなく、昔に残飯竜舞で使っていた個体を適当に流用した。とはいえ出した試合は非常に活躍してくれたので、結果的にはこの変更のおかげで2桁が達成できたのだと思う。環境のドラパルトの特性はすり抜けばかりであり、ドラパルトの前で身代わりを張る・残すプレイヤーはいないので、威嚇ギャラドスガオガエンに強めなクリアボディで採用した。技はメインウェポンのドラゴンアロー・ゴーストダイブナットレイアイアントへの打点となる大文字までは確定。空を飛ぶと鋼の翼は迷ったが、(元々この個体がSに結構振っていたので)Sを上げる恩恵がそこまでないと思い鋼の翼を採用した。B上昇によりミミッキュのダイフェアリーを耐えて勝った試合があったので、鋼の翼を採用してよかった。

 

【選出】

基本選出は以下の3パターンだが、相手の構築に応じて柔軟に選出した。

1. ラプラス or ドラパルト + ミミッキュホルード

対面選出。初手DMするか、ホルードでまず一体対面処理を狙うかは相手の構築次第。

2. カバルドンミトム + DMエース

カバルドンとミトムでサイクルを回して疲弊させてエースを通す。エースにラプラスを選出している場合は、センリツで壁を貼った後にカバルドンかミトムで詰める展開も視野に入れて動く。

3. ラプラス + カバルドン + ホルード

対受け構築。ホルードの範囲と高火力の押しつけ、カバルドンのステロ欠伸展開、ラプラスカバルドンの地割れなどを駆使して崩す。

 

【重いポケモン

・ピクシー…自分で構築を組むとなぜかいつも勝手に重くなるポケモン。ピクシー対策にエースバーンを入れていたのだが、ドラパルトに変えたことで重くなってしまった。今期はアマガピクシードヒド+攻め駒みたいのが流行っていたので、よくラプラスの地割れで運ゲーをしかけていた。

カットロトム…終盤地味に多かった気がする。まともに打ち合えるのがドラパルトしかいない。ボルチェンで一方的にサイクルを回されて辛かった。

ヒヒダルマ…対面に通る技を打つのか裏に通る技を打つのか、結局全ターン択みたいになっているのがつらい。初手でドラパルトと対面したときも、素直に氷柱落としか、とんぼ返りで一回様子見をするのか、スカーフ警戒で素引きなのかが人によって違うので、かみ合いゲーになってしまっていた。

オノノクス…竜の舞を積まれると止まらないので、起点を作られないように選出やプレイングを心がけたが、壁下で強引に積まれたりラム持ちだったりするとどうしようもないことが多い。

・ドラパルト…型次第。強すぎる。

 

【感想】

今期は結構な時間をポケモンに費やした気がするので、2桁で終われてほっとしています。構築の完成度があまり高くないと感じていたのでこれ以上を狙うのは正直厳しかったと思いますが、またいつか自信のある構築を作って最終1桁をとりに行きたいです。

また今期からポケモンHOMEでレートが見られるようになったのはとても嬉しいのですが、切断バグの方も早く修正されるといいなあと思います。

記事や構築のことで何かあれば、Twitterによろしくお願いします。

ピッツ (@adptwgjmg) | Twitter

ここまで閲覧していただきありがとうございました。