こんにちは、ピッツと申します。
S13は最終162位で個人的には悔しい結果となってしまいましたが、この構築はもう使わないと思うので供養のため簡潔に記事を書きます。
tnはメインロムがピッツ、サブロムがURUでした(Frontier主催のUruさんと勘違いされかねない気がしていたので、今期でサブロムはtn変えます)。
終盤まで全然違う構築(自己流のカバサンダーナット)を使っていたのに勝てず、急造で組んだ構築なので考察不足感は否めません。
以下常体。
【構築経緯】
サンダーをステロで削ってエースを通す動きがそこそこ多く感じたので、その系統の構築に強く出れる厚底ブーツサンダーからスタート。サンダーが不利を取るウツロイドや、終盤流行っていたメテオビームテッカグヤに強く出るためラッキーの採用を決めると同時に、受け攻めスイッチの構築を組むことにした。受けの駒としては最強の物理受けドヒドイデと、相手の地面枠や積み構築に比較的強く出れるヌオーを採用。次に攻めの駒として、ここまででスカーフヒヒダルマやドラパルト、受け破壊ポケモン(ランクルスやガラルヤドキングなど)が処理に困るので、それらにイージーウィンしやすいスカーフ悪ウーラオスを採用。このままだと受けミラーにまったく勝てず、またDMをして強いエースがサンダーしかいないのが気になった。そこで受け破壊が出来て、かつタイプと特性で最低限のサイクルにも介入可能な命の珠ランドロスを採用して構築が完成した。
【個体紹介】
サンダー@厚底ブーツ
サンダー電@あつぞこブーツ(せいでんき・ひかえめ)
197(252)-×( )-105( )-181(156)-110( )-133(100)
ボルトチェンジ/ぼうふう/ねっぷう/はねやすめ
ぽけっとふぁんくしょん!H- ぶっぱ
C- HSに振った余り
S- 準速80族抜き
構築の組み始め。ステロダメを食らわないので、カバルドンやバンギラス入りにも躊躇なく選出できるのが偉い。このポケモンで一見通せそうなステロ+カミツルギみたいな動きをカモっていたので、その系統の構築にはほぼ負けなかった。DMエースとしての選出が多かったので、耐久はH振りにとどめて残りはCS。無難に強かった。
悪ウーラオス@拘りスカーフ
AS- 特化
B- 端数
考慮されづらいスカーフでの採用。スカーフヒヒダルマ入りの構築は大体ヒヒダルマが初手で来るので、上からインファで倒して3対2で試合を始められることが多かった。鉢巻まで考慮すると相手視点なかなか引けないのが強い。蜻蛉返りで受け駒とサイクルを回して、一貫が作れると判断した場合は積極的にDMも切っていった。雷パンチの枠はダイウォールの媒体となる補助技を入れるか迷ったが、ダイサンダーも強かったので変えなかった。
霊獣ランドロス@命の珠
AS- 特化
H- 端数
受け崩し枠。火力お化けなのでエアームド以外ではまともに受からないと思う。受け系統の構築は何とかしてこのポケモンで一体倒して、ラキドヒドでTODを仕掛けて勝っていた。特性も相まってスタンパにも選出しやすく非常に強かったのだが、自分のプレイングが弱すぎて活かしきれなかったように感じる(書くと長くなるので割愛)。
ラッキー@進化の輝石
ラッキー@しんかのきせき(しぜんかいふく・わんぱく)
325( )-25( )-62(252)-×( )-132( )-96(204)
ちきゅうなげ/でんじは/みがわり/タマゴうみ
ぽけっとふぁんくしょん!B- 特化
D- 余り
S- 麻痺した最速アーゴヨン抜き
特殊全般受け。アシボ持ち以外のウツロイドや、サンダーと合わせてメテオビームテッカグヤに強く出られる点を主に評価した。特殊受けなのにサンダーには勝てない(負けもしないが)のが難点だが、ハピナスを使ったところウツロイドのサイコショックで簡単に吹き飛んでいったのでラッキーに戻した。遅い宿り木テッカグヤを完封できたり、ラプラス等の一撃技でラッキーを突破しようとする動きを咎められたり、交代際に電磁波を入れた相手の痺れ待ちをしたりと、上から貼る身代わりが非常に強かったのでかなりSを伸ばした。身代わり/電磁波の片方を見た時点で、もう片方のケアが相手視点薄くなるのもGood。
ヌオー@食べ残し
HB- ほぼ特化
S- 4振りドヒドイデ抜き調整のブリザポス抜き
普通の残飯ヌオー。物理積みポケモンのストッパーとして優秀だが、数値が足りないので安易な受け出しが全くできないのが難しいところ。とはいえDMターンさえ凌いでしまえばヌオーを突破できなくなるポケモンも多かった(具体的にはガブリアスやミミッキュやブリザポスなど)ので、受け駒の一員としてよく貢献してくれたと思う。ブリザポス意識でS20振り調整をしたが、出てくるブリザポスには上を取られていることも多く悲しかった。
ドヒドイデ@黒いヘドロ
HB- ほぼ特化
S- 4振りドヒドイデ抜き調整のブリザポス抜き
自己再生以外の技構成が本当に難しかった。補助技としては交代際に刺さる毒毒や毒びしも魅力的に感じ、メインウェポンの熱湯ですら構築単位で呼びやすい挑発怒りレヒレの処理速度を速められる毒突きと迷う始末。結果として3割火傷が強い熱湯、立ち回りの幅が広がり体力管理もしやすいトーチカ、ヌオーを選出できない際に積みポケモンのケアができる黒い霧で使用していたが、他の技がほしくなる場面も多く正解が分からなかった。しかしこのポケモンを相手が突破できずに勝ちという試合も多く、やはり受けポケモンとしては破格の性能を持っていると感じた。
【選出】
一見すると受けきれそうに見えるPTでも上位帯のプレイヤーは何らかの崩しの手段を必ず持っているため、基本的には攻め駒2+受け駒1での選出を最初に考えるよう意識していた。それで勝ちきれるビジョンが浮かびづらい場合は攻め駒1+受け駒2。攻め駒3 or 受け駒3の選出は立ち回りが窮屈になる印象なのでほとんどしなかった。
【重いポケモン】
色々重いが、特に気になっていたのは以下。
・ランドロス…サイクルを回すステロ型なら特に問題なく戦えるが、DM技まで考慮すると安易にヌオーも受け出せず、剣の舞ケアも必要となるので立ち回り・選出ともに非常にやり辛かった。型が豊富なポケモンはやはり強い。
・ゴリランダー…構築の中で強く出られるのがサンダーとDMを切ったランドロスのみで、受け駒が全員鉢巻or剣の舞の火力で破壊されるのでしんどかった。
・霊獣ボルトロス…悪巧みを複数回積んだ後の気合い玉やダイサンダーでラッキーが何回か破壊された。ランドロスで上を取れていればダイロックで勝てるのだが、あまりうまく処理できなかった。
・ウーラオス…初手ウーラオスの蜻蛉返り+ドヒドイデ出しで襷・鉢巻ともにケアして立ち回ることを想定していたが、そもそもその選出が出来ない場合がしんどく、またその選出をしたのに出てこないと他のポケモンに薄くなり負けてしまうことがあった。環境的には悪が多かったせいもあり、不意にくる水に重い選出をしてしまって負けたことも数回。せめて選出画面で水か悪か分かるようになってほしい。
【感想】
今期は諸事情により最終日の夜にまったく潜れなかったので、本来であればもっと上を目指して戦えたのではと思うと悲しいです。最高レートは206xだったので保存していれば最終2桁後半でしたが、上を目指した結果なのでそこは後悔ありません。
実は前期も2100チャレンジを3回落として最終溶かしているので、最近は終盤に勝ち切れる構築・プレイングができていない気がしています。自分はまだまだ弱いことを自覚して、結果を残された方の記事を読んで勉強させていただこうと思います。
自分の構築のことで何かあれば、Twitterによろしくお願いします。
ここまで閲覧していただきありがとうございました。