【最終2019 / 65位】サンダーランドポリドヒド(禁伝ver.)【剣盾S25使用構築】

こんにちは、ピッツと申します。

S25にて最終65位という結果だったので、久しぶりに構築記事を書きます。

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撤退時(2022/1/1 08:55ごろ)

以下常体。

 

【構築経緯】

環境トップのザシアンに負けるのが嫌なので、明確にザシアンに強く、また相手に先にDMを切らせてしまえば相性不利も強引に覆し得る弱点保険日食ネクロズマを構築の軸に決定。

次にネクロズマとサイクルを回せるポケモンとして、黒バドや襷悪ウーラオスといったネクロズマが不利を取るポケモンに対して役割を持てて、かつ自分が使い慣れているポリゴン2ドヒドイデを採用。ここまでの3体で抗うのが非常に難しいメジャーな禁伝枠がイベルタルカイオーガなので、この2体に一貫するエースとして命の珠サンダーを採用。またカイオーガに対しては水技の一貫をどうにか切らないとサイクルを回せないと考えているので、相手視点アタッカー型も警戒が必須となる貯水ガマゲロゲを採用。最後の枠は何匹か試してみたが、ラキヌオーのような受け気味のサイクルを崩す手段が乏しかったこと、ドヒドイデと合わせて立ち回りの幅が広がることなどから鉢巻ランドロスに落ち着いた。結果的に禁伝環境以前に使っていたサンダーランドポリドヒドの並びになったので、非常に手になじんだ。

 

【個体紹介】

日食ネクロズマ@弱点保険

 

ネクロズマ日@じゃくてんほけん(プリズムアーマー・わんぱく)

204(252)-181(28)-174(92)-×( )-130(4)-114(132)

メテオドライブ/じしん/りゅうのまいあさのひざし

ぽけっとふぁんくしょん!

HB- 陽気ザシアンのインファイトをほぼ2耐え

A- +1ダイアースでH振りザシアンを87.5%で確定一発

S- +1で最速ウツロイド抜き

この構築の禁伝枠。プリズムアーマー込みでの耐久が異常なので、有利対面で竜の舞を積めれば相手の対策枠をそのまま貫いていけることも少なくない。持ち物はラムの実も迷ったが、相手のポケモンを強引にでも持っていければ裏のポリドヒドでのTODも視野に入れることができるので、打ち合い性能を高めるための弱点保険とした。サブウェポンは日食ネクロミラーや構築的に少し重めなヒードランに有利が取れるように地震。ザシアンに強い駒として採用したが、最終日に当たったザシアンはほぼA特化のインファイト持ちの個体しかいなかったので、もう少しBに厚く振る調整の方がよかった。またイベルタルカイオーガの個体数も非常に多かったのでそもそも選出できない試合も多く、軸選びとして正しかったのかも諸説。ただ繰り返しにはなるが本当に耐久値が高いため、まずは朝の陽ざしを押して相手の行動を様子見できたり、多少の弱点技であれば竜舞で強引に起点にできたりと、サイクル構築の軸となる禁止伝説に相応しいスペックを持っているポケモンだとは感じた。

 

サンダー@命の珠

 

サンダー電@いのちのたま(せいでんき・おくびょう)

165( )-×( )-106(4)-177(252)-110( )-167(252)

ボルトチェンジ/ぼうふう/ねっぷう/はねやすめ

ぽけっとふぁんくしょん!

CS- 特化

B- 余り

ネクロズマを選出しづらいイベルタル軸やカイオーガ軸に対するエースとしての採用。ラッキーと同居している場合は、後述の鉢巻ランドロスと合わせて崩しを狙う。珠エースとしての採用ではあるものの、サイクルを回して柔軟な立ち回りができるようにしたかったので、ボルチェン羽休め型とした。熱風は構築上迅速に処理するのが難しいナットレイに対する打点として外せなかった。エースとして申し分のない活躍をしてくれたが、勝敗に直結する場面で素暴風を打たなければいけないことがかなり多かったので、安定性には欠けていた印象。

 

ガマゲロゲ@食べ残し

 

ガマゲロゲ@たべのこし(ちょすい・おだやか)

209(228)-×( )-95( )-105( )-139(252)-98(28)

ねっとう/まもる/どくどく/ステルスロック

ぽけっとふぁんくしょん!

H- 16n+1

D- 特化

S- 無振りヒードラン抜き

この構築で一番活躍したと言っても過言ではないポケモン。主にヒトム/ミトムを採用したザシアン軸やカイオーガ軸に選出し、定数ダメージを稼いでエースを通す補助の役割をこなす。特に初手から出すと相手はすいすい型の初手DMも警戒する必要があるため、そこに合わせてステロや毒毒を押していくことでアドバンテージを取りやすい。守るを採用したことにより、こだわり技の確認、DM枯らし、毒ダメージ稼ぎなど立ち回りの幅を広げられたので、技構成は個人的にはこれで完結している。なおワンウェポンが大地の力でなく熱湯なのは、眠カゴヒトムに対して打点がないと押し切られるため。このポケモンのおかげでカイオーガ軸に対する勝率は非常に高かったので、環境に刺さっていたポケモンだったと感じる。

 

霊獣ランドロス@拘り鉢巻

 

ランドロス霊@こだわりハチマキ(いかく・いじっぱり)

165(4)-216(252)-110( )-×( )-100( )-143(252)

じしん/そらをとぶストーンエッジ/ばかぢから

ぽけっとふぁんくしょん!

H- 端数

AS- 特化

受け系統への構築の崩し枠としての役割や、単純に超火力で相手を削ってサイクルを成立させなくなる役割を果たす。技構成は地震を確定として、DMする状況になった際に強い空を飛ぶ、浮いている相手への打点&急所の上振れも狙えるストーンエッジ、構築的に重めなナットレイを崩したりダイナックルでさらに火力アップを狙えたりする馬鹿力とした。禁伝環境以前からと同様にドヒドイデとの相性は健在で、裏に存在しているだけで不利状況からでも相手に択を迫ることができるので、そのおかげで拾えた試合もあった。構築段階では気づいていなかったが、時々当たるゼクロムに強く出ることができるのもよい点だった。ただ考察不足感はあるので、改善するならこの枠だと思う。

 

ポリゴン2@進化の輝石

 

ポリゴン2@しんかのきせき(アナライズ・おだやか)

191(244)-×( )-110( )-125( )-160(244)-83(20)

トライアタック/シャドーボール/みがわり/じこさいせい

ぽけっとふぁんくしょん!

HD- ほぼ特化

S- 無振りテッカグヤ+2

主に黒バドに抗うために採用。その他有象無象の特殊アタッカーに対するクッションとしても選出する。相手を倒し切る力は乏しいので、黒バド軸以外に選出した際はTODになるケースが多くなると考え、状態異常を回避するための身代わりを採用した。黒バドへの遂行技は、低火力のポケモンに対し身代わりと合わせて試行回数を稼いでDダウンの追加効果が狙えて相性が良いシャドーボール。アナライズシャドーボールでも黒バドは確定一発ではないのでCに努力値を割くべきだったが、Dを削ると珠サンダーに安心して受け出しができなくなるので難しいところ。トライアタックもシャドーボールも相手への負荷をあまりかけられず隙を見せやすいため、よほど刺さっているか必要でない限りはあまり選出しなかった。

 

ドヒドイデ@黒いヘドロ

 

ドヒドイデ@くろいヘドロ(さいせいりょく・ずぶとい)

157(252)-×( )-224(252)-73( )-163(4)-55( )

ねっとう/トーチカ/くろいきりじこさいせい

ぽけっとふぁんくしょん!

HB- 特化

D- 端数

いつものドヒドイデ。今までは毒毒を採用していたが、ザシアンと対面した際に剣舞のケアができることや、ネクロズマが出しづらい構築に入っている珠ミミッキュを安定して処理できることを評価して今期は黒い霧を採用した。毒毒がないことによって相手サイクルに負荷をかけられず、いつもなら勝てるポケモン(例えば身代わりのないHDポリ2など)へ役割を持てなくなったのは痛かったが、今回の構築ではガマゲロゲが毒毒を所持していたので代わりに頑張ってもらった。

 

【選出】

主要な禁伝だけ。記載以外の禁伝枠は雰囲気で対応していた。

・ザシアン軸…ネクロズマ@2

微有利。ザシアン軸は取り巻きが多様なのでネクロズマ以外は相手の構築次第だが、多かったのはサンダー+ドヒドイデorガマゲロゲ。初手に来たウーラオスがもし鉢巻だと受けられずサイクルが一瞬で崩壊するので、基本的にはサンダーを初手に置く。

カイオーガ軸…サンダー+ガマゲロゲ@1

有利。サンダーとガマゲロゲで相手のカイオーガの型を探りながら戦う。サンダーにDMを切って通しに行くことを意識してサイクルを回す。チョッキガブリアスなどがいて明確にサンダーが通しづらい構築だけ厳しめ。

イベルタル軸…サンダー+ランドロス+ポリゴン2orドヒドイデ

微不利。DMの打ち合いであればサンダーが勝てるので初手に置き、ボルチェンで相手の出方をうかがう。大体ラッキーが受け出されてくるので鉢巻ランドロスを合わせて相手のサイクル崩壊を狙う。相手が特殊型であればポリ2で、物理型であればドヒドイデでDMを枯らすくらいはできるので、クッションとして一枚は持っていく。

・黒バドレックス軸…サンダー+ポリゴン2@1

不利。選出しないと話にならないポリゴン2と、DMすれば黒バドをどうにかできる可能性があるサンダーは基本的に確定。当然黒バド使いはポリ2を何とかする手段を持っていることが多いので厳しめだが、立ち回りを頑張れば勝てる。

・日食ネクロズマ軸…ネクロズマ@2

微有利。こちらのネクロズマがS振り弱点保険&地震を搭載しており基本的には打ち合いで負けないため、ネクロズマを通しに行く。そのうえで障害になりそうなポケモンに強い@2で選出する。ステロが撒けると当然全抜きしやすくなるので、なるべくガマゲロゲを選出に組み込む。

・ムゲンダイナ軸…ポリゴン2+ドヒドイデ@1

有利。ポリドヒドのサイクルでほぼすべてのムゲンダイナの型に(倒されないという意味合いで)対応できるので、無理矢理でも数的有利を取るかHP割合をきちんと管理してTODに持ち込む。そもそもあまり当たらなかったが、ほぼ負けなかった。

・ジガルデ軸…サンダー@2

不利。全て負けた。個体数が少ないと思い切っていたが、ポリゴン2に冷凍ビームを仕込んでもよかったのかもしれない。朝5時くらいに2000から潜った試合で10位台のジガルデに3ターンで降参したのが苦い思い出。

 

【重いポケモン

主な禁伝枠だと上でも記載した黒バド、ジガルデ。マイナーなところだとゼクロム、鬼火挑発ミュウツーあたりは嫌だった。一般枠だと下記。

テッカグヤ…サンダー以外で明確に勝てないので、うまくサンダーを通せないと辛め。

・ガラルファイヤー…壁下で積まれると相当きつい。使用率はそんなに高くないはずだが結構見た気がする。

リザードン(コタリザ)…ゴクエンの火力がおかしすぎて全てを破壊される。

 

【感想】

仕事などの関係上最近あまりゲーム自体ができておらず、このシーズンも仕事納めの翌日12/29からランクマッチを始めたのですが、いざやり始めるとやっぱり楽しくてのめりこんでしまい、剣盾は神ゲーだなと改めて思ったシーズンでした。

結果として禁伝ありのルールでは初めての最終2桁も達成することができ、かけた時間に対しての結果としてはとても満足のいくシーズンでした。

が、次のルールが禁止伝説2体(しかも半年以上同じルールで続く)というのは個人的にはちょっと…という感じです。禁伝なしルールで久しぶりに遊びたいのですが。。

とはいえ食わず嫌いはよくないとは思うので、気が向いたら触れてみることにします。

自分の構築等で何かあれば、Twitterによろしくお願いします。

ピッツ (@pitspoke) | Twitter

ここまで閲覧していただきありがとうございました。