【最終2126/82位】カバカミラティアス【SVS15使用構築】

こんにちは、ピッツと申します。

シーズン15で2桁順位を取ることができたので構築記事を書きます。

レンタルチームは気が向いて消すまでは公開しておきます。

以下常体。

 

【構築経緯】

S14でスカーフ水ウーラオス軸が多く結果を残していた印象だったため、相手の考慮外から数的有利を取れる可能性があるスカーフハバタクカミを軸に構築を考えることにした。初手でカミとカイリューが対面した際、鉢巻飛行テラスや鋼テラスアイヘで逆に数的有利を取られることをケアするため、引き先および地面枠として次にカバルドンを採用。カバルドンで欠伸ステロを展開した際に積みエースがほしいため、単体性能が高い残飯ノマテラ竜舞神速カイリューを採用し、この3体を基本選出とした(が結局カイリューは基本選出から抜けていった)。

上記3体だとガチグマが重すぎるため、次に欠伸型にも強いラムの実瞑想ラティアスを採用。ここまで誰もキョジオーンに勝てないが、自分の構築には8割出てこない(逆に2割くらいは出てきた)ので、キョジオーンの選出有無に関わらず腐らない枠としてHB身代わり炎オーガポンを採用。最後に、オーガポンを絡めた対面的な選出の選択肢をとりたい&イダイトウが重かったため、襷悪ウーラオスを採用して構築が完成した。

ノマテラ神速カイリューの通りが終盤に悪くなっていると感じたため、カイリューの型は最終日までコロコロ変えて模索しながら潜っていた。

 

【個体紹介】

ラティアス@ラムの実(テラスタイプ:鋼)

性格:臆病

実数値(努力値):187(252)-x-114(28)-132(12)-152(12)-171(204+)

調整意図

H…最大

S…最速ガブリアス+2

余りはBCSに適当に振り分け

ガチグマ対策。ラムの実は読まれることがほとんどなく、数多の欠伸ガチグマを破壊した。鋼テラス込みでカミやカイリューにもある程度強いのが偉い。

技構成はテンプレで、アシパの枠は受けループ対策としてサイコショックとした。ただ今期当たった受けループはハピナスが悪テラスだったり、クレセリア+ラウドボーンでラティアスを見てきたりと、ラティアスで壊滅させることはほとんどできなかった。

ミラー意識でSをかなり伸ばしたが、この調整で使うのであれば正直ラティオスでいい感が強い。それでもラティアスを選択した理由は、色違いが可愛かったから(色違いなのでAも最高の妥協個体)。

 

ハバタクカミ@拘りスカーフ(テラスタイプ:ステラ)

性格:控えめ

実数値(努力値):145(116)-x-107(252)-187(116+)-156(4)-158(20)

調整意図

HB…特化ウーラオスの水流連打が低乱数一発

C…可能な限り高く、補正をかけているので11n

S…最速ランドロス抜き

ここまで耐久に振ることで、初手対面したウーラオスやパオジアンやオーガポンに対して合法的に突っ張ることが可能。たまにスカーフウーラオスに初手で数的有利を取れることもあったが、基本的には襷が多いため、相手の先制技に合わせてカバルドンに引くことで数的有利を取る動きを多用した。終盤の上位ではその動きが読まれて、2手目で普通に水流連打や氷柱落としを押されたりしてキツかった。

今回は構築に再生技や身代わりを持つポケモンが多く、滅びの歌で最後の詰めを行うことが可能で、何度も明確な勝ち筋となってくれて強力だった。

テラスタイプは不意打ちを半減できるフェアリーとの選択だが、微妙に足りないシャドボやジェムの火力を補強できるのも強かったためステラとした。

 

一撃ウーラオス@気合いの襷(テラスタイプ:ゴースト)

性格:意地っ張り

実数値(努力値):185(76)-200(252+)-121(4)-x-81(4)-139(172)

調整意図

A特化。後述のオーガポンとSを同速、残りを耐久振り。

普通の技構成の悪ウーラオスなのであまり書くことなし。

オーガポンと同時選出することが多かったので、立ち回りを安定させるためにSを落として自分のオーガポンと同速にした。この微妙な耐久振りのおかげで拾えた試合もあったので正解だったと思う。

テラスは神速と格闘技を無効にするゴーストとした。

 

オーガポン@竈の面(テラスタイプ:炎)

性格:腕白

実数値(努力値):185(236)-140-143(204+)-x-116-139(68)

調整意図

HB…A無振りキョジオーンの塩漬けを身代わりが高乱数耐え

S…準速サーフゴー+3

今回のMVP。最初はキョジオーン軸に対して選出択を避けながら勝てるポケモンとして考えたのだが、テラスタル込みでほとんどのポケモンと殴り合いができるため、最後の方は対面選出の要やエースとしてもよく選出した。

ここまでHBに厚くすることでパオジアンの悪テラス鉢巻噛み砕くも高乱数で耐えることが出来るため、構築的に明らかに鉢巻のパオジアンと初手で対面した際はテラス蔦棍棒を選択して数的有利を取っていた。

身代わりとアンコールが偉く、ライコの迅雷や終盤増えたカイリューの渦アンコを起点に、身代わりを残しながら一方的に殴る状況を作り出すことが出来た。最終戦でもカバルドンのステロからこのポケモンが3タテしてくれたため感謝。

 

カイリュー@食べ残し(テラスタイプ:飛行)

性格:陽気

実数値(努力値):177(84)-180(204)-115-x-120-140(220+)

調整意図

H…16n+1

A…余りでできるだけ高く

S…準速サーフゴー+4、+1で最速ツツミ抜き

カイリュー枠。最初は普通のノマテラ神速で使っていたのだが、終盤のウーラオス剣舞やビルドを持った型が非常に増えており動きづらさを感じたので型を変えることにした。

最終日もずっと迷走しており、フェアリーテラバや水テラス滝登りなど色々使ったのだが、最後はステロを撒いて先に積めればパオジアンなども破壊しやすい飛行テラバ型とした。

ただパオジアンも電気テラスオボンが流行っており、この型は確実に正解ではなかったと思うので、納得のいっていない枠。

とはいえ高い素早さからのアンコールにより相手から予想外の勝ち筋を作ることができたので、弱いポケモンではなかった。

 

カバルドン@オボンの実(テラスタイプ:鋼)

性格:腕白

実数値(努力値):215(252)-132-165(92+)-x-113(164)-67

調整意図

明確な調整先はなし。補正をかけたBは効率意識で11n、余りD。

普通のカバルドン。調整は適当だったが、物理も特殊もオボン込みでいい感じに耐えてくれたので非常に使い勝手が良かった。

今まで吹き飛ばし信者だったが、試しに怠けるを採用してみたところ活きる場面が非常に多かったため、今期はこの技構成で使い続けた。

終盤のハバタクカミがほとんど挑発をもっていたのは逆風だったが、地震2発で落ちるためその後の立ち回りで何とかなったりした。

 

【選出】

以下3パターンのいずれかがほとんど。

基本選出。初手にハバタクカミを置き、相手の初手次第でカバルドンに素引きする。

@1は一番刺さっていそうなポケモンを置くが、わりとどのポケモンも選出した。

  • ハバタクカミ+オーガポン+ウーラオス

サイクルが厳しそうな際(=カバルドンの刺さりが悪いとき)の対面選出。

初手は大体ハバタクカミ、たまにウーラオス

パオママンロンゲの原案構築や、パオドヒドディンルーなどに対する選出。展開次第だがカバルドンでテラスを切ることで、鉢巻パオジアンのメインウェポンをカバルドンとウーラオスで両半減できる。

 

【重いポケモン

・キラフロル…シンプルにステロ毒菱が辛く、ラティアスが選出できない構築系統の際に苦戦した。

・イーユイ…眼鏡だとハバタクカミがワンパンされてしまう。イーユイは眼鏡テラスムンフォを耐えないので1ターン目から突っ込んでくるプレイングは自分的には納得いかないのだが、ほとんどのプレイヤーがそうしてきてかなりしんどかった。

・連撃ウーラオス…強すぎる。終盤は拘りが減っている印象ではあったものの、一定数存在していたためそこの対策も必要で、今回の構築だとそこが両立できていなかったと感じる。

 

【感想】

最近は仕事が忙しくS10以来にまともにランクマに取り組んだので、最終2桁をとれて満足しました。

今回の構築は最終日に適応できている感が全くなく、メインロムは6時間くらいずっと2020-80をうろうろした後2000を割って捨てたので、このあたりのレートが限界だったのかなと思っています。

また時間が取れるシーズンはきちんと上位を目指そうと思います。

自分の構築で何か質問等あれば、Xまでよろしくお願いします。

ピッツ (@pitspoke) | Twitter

ここまで閲覧していただきありがとうございました。