こんにちは、ピッツと申します。
S20にて最終85位の構築記事となります。
冠環境は今期で最後らしいので需要もあまりないと思いますが、それなりに納得のいく構築にできたので自己満足のために書くことにしました。
レンタルパーティは気が向くまで残しておきます。
以下常体。
【構築経緯】
使い慣れている前期の自分の構築の中で強かった要素を続投したいと考え、軸のランドロス+ドヒドイデと、この2体との選出及びその際の勝率も高かったミミッキュから取り巻きを考え直すことにした。一発芸ポケモンの襷ヒヒダルマはまず変えたかったので、上記3体で重いテッカグヤ、アローラキュウコン、ナットレイなどに有利が取れて、有利対面でビルドを積むことで見えづらい崩しも狙えるラムビルドエースバーンを採用。サンダーとポリゴン2の枠はナットレイやミトム、カビゴンなどを最終日まで色々と試していたが、結局この2体が一番対応範囲広そうかつ見た目的にも強そうだったので続投することにした。努力値や技は一部調整しなおした。
【個体紹介】
サンダー@厚底ブーツ
サンダー電@あつぞこブーツ(せいでんき・おくびょう)
191(204)-×( )-105( )-145( )-117(52)-167(252)
ボルトチェンジ/ぼうふう/かいでんぱ/はねやすめ
ぽけっとふぁんくしょん!
H- 16n-1
D- C特化サンダーの10万ボルトを84%で2耐え
S- 最速
前期と同じ型。一度相手のサンダーに受け出した際に特化10万ボルト2発で飛ばされてしまったので、最速は保ちつつ少し特殊耐久に厚くするよう努力値振りを見直した。脳死で選出して強いポケモンではないので難しかったが、相手の特殊ポケモンに対するごまかし性能とサイクル性能は他のポケモンには代えがたく、型の多様性から選出画面でも圧をかけてくれるという点からも必要な存在であることを再認識した。なお最終日夜は(そもそも試合数が少ないのもあるが)一回も選出しなかった。
エースバーン@ラムの実
AS- 特化
D- DL対策のためB<D
今期新たに採用した崩し枠。型としては全プレイヤーが当然認知していると思うが、構築上襷を持ちそうなのがこのポケモンしかいないこと、そもそもこの型の個体数がそこまで多くないことなどからラムビルドを想定されて動かれることが非常に少なく、最強だった。先にダイマを切ってきたテッカグヤに死に出ししてもダイロックしか打たれないので、先制ビルドアップで格闘タイプになり岩技を半減にしてからカキュウで切り返す動きに気づいてから、前期からの課題であったテッカグヤ入りにはほぼ負けなくなった。また今期上位で当たったカバルドンは吹き飛ばしを持っていない個体が多かったので、有利対面を作りカバに引いてくるタイミングでビルドアップを積むことで比較的簡単に崩していけた。他にも色々と書きたいところはあるが長くなるので割愛。総じて環境に刺さっていたポケモンだと思うが、S操作技(ダイアタック・ダイジェット)がない点だけ不便さを感じることはあった。
霊獣ランドロス@命の珠
H- 特化珠ランドの+1ダイジェット&珠自傷ダメをDM時に確定耐え
A- 他に振った余りでできる限り高く
B- 端数
D- DL調整のためB<D
S- +1で最速アーゴヨン抜き
続投した構築の軸。命の珠が考慮されることは以前までほぼなかったが、前期上位で数名が結果を残していたことが構築記事で認知され、さらに某最強プレイヤーが動画で紹介したこともあってか、マークが厳しくなり動かしづらくなったなと感じた。しかしそれを差し引いても単体としての性能及びドヒドイデなどと組み合わせた際のプレイングの幅はピカイチだったので、外すという発想には全くならなかった。ミラー意識の準速で使っていたところ、結局準速同士だと同速対決及び乱数の運ゲーになることが嫌になったので、最低でも相討ち以上が絶対に取れるような努力値振りに変更した。ついでに絶妙なSラインになったので、相手のランドロスが自分より速い=珠orラムorスカーフ、遅い=オボンと、ざっくりと型の予想を立てて試合を組み立てていくことができるようになったのが副産物としてよかった。
ミミッキュ@アッキの実
HB- 皮ダメ込みかつB+1時に、陽気珠ミミッキュの+2影打ち最高乱数以外耐え
A- 可能な限り高く
D- 端数
S- 準速80族抜き
前期はASアッキで使っていたが、やはりアッキ発動時に耐えられる物理技の範囲を広げたほうが強いと考え直して耐久振りに変更した。構築単位で重いマンムーに上から動けるようにしたかったので、準速80族抜きまではSを伸ばして余りを各所に振り分けた。DMしてもしなくても強いので、ランドロスと同時選出した際にはどちらでDMを切るかを考えて立ち回っていた。最終日にはじゃれつくを全て当ててくれた自覚のある偉い子。
ポリゴン2@進化の輝石
ポリゴン2@しんかのきせき(アナライズ・なまいき)
191(244)-100( )-112(12)-125( )-161(252)-72( )
トライアタック/れいとうビーム/アイアンテール/じこさいせい
ぽけっとふぁんくしょん!
HD- ほぼ特化
B- 余り
ウツロイドやサンダーに後投げできて、ドラパルトにも強めに出られる汎用性の高いポケモンという条件で考えていたら、結局最終日にはHDポリゴン2になってしまった枠。空元気とトラアタは選択と思うが、運勝ちするためにトラアタにした。最終日トラアタでの運勝ちはなかったが、放電で麻痺させられたにも関わらず5ターンくらい動き続けて試合を決めてくれたので偉かった。
ドヒドイデ@黒いヘドロ
ドヒドイデ@くろいヘドロ(さいせいりょく・ずぶとい)
157(252)-×( )-224(252)-73( )-163(4)-55( )
ねっとう/どくどく/トーチカ/じこさいせい
ぽけっとふぁんくしょん!
HB- 特化
D- 端数
前期同様普通のドヒドイデ。上位の構築記事を見るとDL調整を施した個体を使っている人が割といた気がするが、ウオノラゴンの鉢巻エラガミやウーラオスの鉢巻カンチがHB特化でもギリギリな気がしているので、個人的にはHB特化にしたい派。構築とプレイングさえきちんとすればどんな試合に出しても活躍してくれるので、最近ドヒドイデ抜きの構築が考えられなくなっている気がする。
【選出】
体感での選出率は以下の順だが、どのポケモンも出していた。
ランドロス>ドヒドイデ>ミミッキュ>エースバーン=ポリゴン2>サンダー
【重いポケモン】
ほとんどのポケモンに対し構築単位では複数の処理ルートを持てていたので、負けた際は基本的に自分の選出やプレイングが悪いと思っていた。挙げるとすれば以下だが、後半に挙げたポケモンはポリドヒドがいる以上一撃技を連打されるのは仕方ない気もする。
・マンムー…威嚇が効かない&ほとんどのポケモンが対面不利を取ってしまうので対処が安定しなかった。基本エースバーンやミミッキュでどうにかする。
・ドラパルト…ポリ2がHDである都合上、竜舞型に後投げした際はDM択になっていることが多く、安定した勝率は出せなかった。
・アローラキュウコン…エースバーンやポリゴン2で有利が取れるが、当然ながらいつも有利対面を作れるわけではなく、一度不利対面を作ると催眠術や絶対零度が飛んでくるので祈ることしかできない。
・ドリュウズ…剣舞型は一度隙を見せるとそのまま全抜きされかねず、稀に当たるチョッキ型は角ドリルを連打してくる。
【感想】
今期は冠環境最後のシーズンでしたが、ある程度自分の中で納得のいく構築も作れて、結果も最終2桁ということで悪くない終わり方ができたかなと思っています。
来期からは禁止伝説ありかつダイマックスなしというルールで正直今のところあまりやる気が起きないのですが、気が向いたら触ってみるつもりです。
自分の構築等で何かあれば、Twitterによろしくお願いします。
ここまで閲覧していただきありがとうございました。