こんにちは、ピッツと申します。
S30にて最終54位という結果だったので、簡単に構築記事を書きます。
構築名はよく相手が痺れて動けないことを祈っていたことに由来しています。
最終日の前半と後半でオーロンゲとミミッキュの持ち物を変えたので、気が向いて消すタイミングまではレンタルパーティも2つ残しておきます。
以下常体。
【構築経緯】
数か月ぶりのランクマッチだったので、なるべくストレスを感じないために「運負けよりも運勝ちを増やす」ことをコンセプトとして、上振れ要素の最たるものである麻痺を用いたジガルデ軸の構築を組むことにした。
もう一つの禁止伝説枠に最初はザシアンを使ってみたが、この組み合わせが手になじまずうまく扱えなかったので、カバルドンやヌオーなどジガザシで面倒に感じた地面枠に圧倒的有利を取れるカイオーガを選択した。
この2体を軸として残りはかなり試行錯誤となったが、まずは黒バドレックスに受け出し可能な悪タイプが必要と感じたため、上から電磁波や両壁でジガルデのサポートをできることを評価してオーロンゲを採用。
ここまでの3体だとゼルネアス、ムゲンダイナ、ディアルガ、ホワイトキュレム等環境に一定数存在する特殊の禁止伝説絡みの構築にサイクル負けするため、これら広い範囲を一任出来て電磁波も撒けるラッキーを採用。
次にオーロンゲの壁展開をしていくうえで強力な積みアタッカーが欲しくなったので、ここまでで重いゼクロムに有利で、一度積んでしまえばなかなか止まらない命の珠ランドロスを採用。
最後にポリナット等の低速サイクルへ全体的に削りを入れられること、化けの皮を盾に幅広いポケモンに電磁波を撒けること等を評価してメンヘラミミッキュを採用して完成とした。
【個体紹介】
カイオーガ@拘りスカーフ
CS特化、余りB
ジガルデの相棒。DMを切らなくてもザシアンに対面で勝てることを評価してスカーフでの採用。構築の並び的にチョッキか瞑想型で予想されることが多かったのか、上位の方でもスカーフカイオーガがかなり重い選出をされることが多々あった。流石にトップメタなだけあって対策も厚いが、このポケモンが構築にいるだけで鬱陶しいカバルドンやヌオーが出てきにくいのが一番の評価ポイント。最初は電磁波を採用して冷凍ビームか雷を切って運用しており、それはそれでダイウォール媒体になったりして強かったが、結局どちらの技も必要な場面が多かったので無難な技構成に落ち着いた。
ジガルデ@食べ残し
ジガルデ@たべのこし(スワームチェンジ・しんちょう)
213(236)-120( )-141( )-×( )-144(124)-134(148)
サウザンアロー/とぐろをまく/みがわり/へびにらみ
ぽけっとふぁんくしょん!
HD - DL調整でB<D
S - 準速80族抜き、ミラー意識でなるべく高く
本構築の軸。調整も技構成も普通と思うが、ジガルデミラーで有利を取るためにSはテンプレより少し伸ばした。一度有利対面を作れば麻痺による無限の勝ち筋が生まれるのでまさに運勝ちの象徴であったが、プレイングをきちんとすれば順当に要塞化して勝てるところも非常に強い。特に壁化での制圧力がすさまじく、対策枠を設けていない構築にはオーロンゲ+ジガルデの選出が非常に強力だった。逆に明確な対策枠(エルフーン、ドラパルト等)がいる構築ではほぼ必ず選出されてくるので、カイオーガと同じく選出画面で圧力が高いのも魅力的なポイント。パーフェクトフォルムになるとSが下がるのだけは本当にやめてほしいところ。GW中にダイマックスアドベンチャーで色違いをゲットできてかなりテンションが上がったので、今期はジガルデと添い遂げることを決めていたが、何度も窮地を救ってくれた最高のポケモンだった。ありがとう。
オーロンゲ@光の粘土⇔ゴツゴツメット
ほぼHB特化、余りD
ジガルデの相棒②。上からの電磁波と壁による耐久上昇がジガルデと相性抜群で、この組み合わせがとても強かった。挑発を入れるスペースがないため、攻撃技は少しでも起点を回避するためのイカサマ。ゴツゴツメットに関しては、水ウーラオスが重いので水流連打を打たせて大きく削ったり、H振りザシアンをゴツメダメ2回でジガルデの+1サウザンアロー圏内に入れることができたり(=ザシアンの突破に必要なとぐろの回数が減る・DMを切る必要がなくなる)とこれはこれで強かったが、実際最終日は壁ターンの長さに救われる試合も多かったので、たぶん無難に光の粘土でいい。
霊獣ランドロス@命の珠
AS特化、余りH
一度剣の舞を積んでしまえば禁止伝説でもなかなか止まらない点、重いゼクロムに強い点、(氷の牙がなければ)ザシアンに対面勝てる点、ヌオーの後出しを許さない点を評価しての採用。受け出してくるHBポリゴン2なども剣の舞を押せていればDM択にできたり、壁+ダイアースで相手の氷技を耐えて突破できたりと、数々の構築を破壊してくれたので最強だった。第3の禁止伝説枠と言っても過言ではない。
ミミッキュ@光の粉⇔ジャポの実
ミミッキュ@ひかりのこな(ばけのかわ・おくびょう)
131(4)-×( )-132(252)-×( )-125( )-162(252)
でんじは/のろい/いたみわけ/みがわり
ぽけっとふぁんくしょん!
BS特化、余りH
幅広い範囲に電磁波を撒けること、低速サイクルに対し何かしら負荷がかけられること、オーガジガルデで全く打点のないヌケニンを倒せること、やどみがに嵌められると辛いエルフーンを一度流せることを求めていたので、当初はザシアンに後投げから電磁波やステロを撒けるヨプの実ナットレイを使っていた。しかし終盤に何度か炎の牙ザシアンと当たったり、ナットレイに後出しされてきた炎タイプのポケモンに安定した引き先がおらず大した仕事ができなかったりと限界を感じたので、立ち回りは少し変える必要があるもののほぼ条件を満たしているメンヘラミミッキュを最終日に使ってみることにした。
ポルターガイストや影打ちを打ってくるヌケニンを倒すためジャポの実で採用していたが、終盤の環境ではホウオウやイベルタルが流行っていたからかヌケニンは最終日一匹も見なかったので、最後の数試合だけ上振れ目的で光の粉に変更した。光の粉は弱いと思うが、この型のミミッキュでこれ以上に持たせて強いと思える持ち物も思いつかなかったので、強い持ち物があればどなたかぜひ教えていただきたい。ちなみに20チャレの最後の試合では一度命中100の技をよけて勝利に貢献してくれたので、弱いとは言いつつ感謝している。この枠を変えればもっといい構築になりそう。
ラッキー@進化の輝石
ラッキー@しんかのきせき(しぜんかいふく・ずぶとい)
325( )-×( )-62(252)-×( )-142(132)-86(124)
ちきゅうなげ/タマゴうみ/めいそう/でんじは
ぽけっとふぁんくしょん!
B- 特化
D- 余り
S- 麻痺した準速エースバーン抜き
そこそこSに振ったラッキー。電磁波を採用しているので、そこに受け出してきた高火力物理ポケモンの襷を地球投げでつぶしたり、卵産みでの痺れ待ちをする範囲が広がったりするため恩恵が大きい。最後の技枠は相手から見えづらいゼルネアスの対策として瞑想を採用したが、その前まではほとんど負けていたゼルネアス軸に対してある程度勝率を稼げるようになった(相手のプレイングや急所次第で普通に負けてはいたが)ので、これは大正解だった。
【選出】
相手の禁止伝説ごとにある程度決まった選出をしていたが、長くなるので割愛。
一番多かった&強かった選出はオーガロンゲジガルデ。
【感想】
今回のシーズンで初めて禁止伝説2体の環境に触れましたが、思っていたよりはサイクル環境で楽しかったと同時に、パワーの高いポケモンが多すぎてマッチングと選出の噛み合いの比重がさらに大きくなったとは感じました。やっぱり私は禁止伝説なしの環境の方が好みです。
最近も仕事とポケモンの両立はなかなか大変ですが、また時間が取れそうなタイミングがあれば一桁目指して潜っていきたいです。
自分の構築等で何かあれば、Twitterによろしくお願いします。
ここまで閲覧していただきありがとうございました。