【最終2211 / 5位】何より意表がつける襷ヒヒダルマスタン【剣盾S3使用構築】

はじめまして、ピッツと申します。

剣盾S3で最終5位という結果を残すことができたので、記念に構築記事を書こうと思います。

最終日には2桁後半から9戦して全勝、2:30ごろには瞬間一位も達成など、かなり自信のある構築なので、是非ご覧ください。

初の構築記事ということで至らぬ点はあると思いますが、ご了承ください。

追記:なぜか画像が消えていたため、再度アップロードしました。また、PokemonHOMEでレートが見れるようになったためタイトルに追記しました。

以下常体。

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最終日2:30ごろ、瞬間一位

 

【構築経緯】

以前から面白そうなので使いたいと思っていた、ダルマモードヒヒダルマから構築をスタート。剣盾で一番好きなポケモンであるアーマーガアも使いたいので確定。ヒヒダルマを襷で使うことから対面構築として戦える並びがほしかったので、無難に強いミミッキュと、最強ポケモンだと思っているトゲキッスを採用。ここまでだと対面的な選出しかできないが、どちらかというとサイクル戦が好きかつ得意だったので、残りの2枠はサイクルを回せるポケモンとし、対面的にもサイクル的にも選出できる構築を目指した。1枠目は欠伸を使えてクッションとして優秀かつ、ミミッキュと並べることでそれぞれの型の誤認も狙える厚い脂肪カビゴンを採用。最後の枠はここまでで重いギャラドス展開、トリルウオノラゴン展開を抑制できて、かつステルスロックカビゴンと合わせて欠伸ループができるナットレイを採用。並びとしてはこれで完成したが、潜りながら少しずつ構築を修正していった。

 

【個体紹介】

ヒヒダルマ@気合いの襷

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陽気 H4,AS252

本構築のコンセプトかつ地雷枠。襷で攻撃を無理やり一発耐えることで五里霧ヒヒダルマでは勝てないポケモンに勝てるので、使用感としては全く別のポケモンだった。

相手にとってはこだわりアイテムを持っているようにしか見えないポケモンのため襷が想定されず、初手で出会い頭を打ってくるアイアントに炎のパンチ、スカーフ大文字を打ってくるサザンに氷柱落としなど、返しの技で相手のポケモンをワンパンする瞬間が気持ちよかった。また技を打ち分けられることも相手からは見えないため、初手の様子見で守ってくるカビゴンナットレイに馬鹿力を見せて鉢巻を警戒させ、格闘技をすかせるポケモンが出てくるところに交換読みで他の技を打つ動きがよく通った。ダルマモードでSが上昇することにより、初手でダイマックスを切ってくる相手にも大抵2回動けるので、裏の圏内まで削るかつダイマターンも消費させる動きもできる。

ここまで書くととても強そうに見えるが、ミトムやドヒドイデトリトドンなど抜群をとれない高耐久の相手には火力不足で余裕で受けられるため、不利なポケモンが一体でも見えたら基本的には選出しないようにしていた。出せる相手を見極める必要はあるが、出した試合ではわりと活躍していたので、ダルマモードのヒヒダルマももっと使われてもいいと思う。

技はストーンエッジの枠だけ定まらず色々試したが、初手に来やすいヒトムやエースバーンへの打点として優秀なこの技で最終的には決定した。でも正直エッジあっても勝てるか微妙なのでこの枠は諸説。よく外すし。

 

ミミッキュ@リリバの実

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陽気 H4,AS252

使用率一位の便利ポケモンカビゴンと並べることでトリル型だと誤認させたかったが、どこまで効果があったのかは不明。

途中までじゃれ影ゴーストダイブ剣舞@呪いのお札で使っていたが、ゴーストダイブの1ターンのラグが微妙に不便に感じることがあったのと、構築単位で重いドサイドンや終盤よく見た耐久振りミトムを剣舞後にワンパンできる打点がほしかったため、ゴーストダイブを抜いてウッドハンマーを採用した。

持ち物は命の珠がよかったがトゲキッスに取られていたため、全人類がミミッキュに対して打ってくる鋼技を耐えられるようにリリバの実を持たせた。リリバを持ったからといって鋼タイプのポケモンには基本勝てないが、鋼タイプ以外のポケモンのサブウェポンとして採用されている鋼技を耐えて対面で勝てるようになったので、思いのほか役に立った。

 

トゲキッス@命の珠

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控えめ H4,CS252

最強ポケモン。正直このポケモンについて今更私が強さを語る意味はあまりない気がする。強運ピントレンズと迷ったが、確定急所ではないので運要素が強くなるのと、エアスラ怯みの勝ち筋があまりにも強力なので特性は天の恵み。

最初はSを落として耐久に振っていたが、耐久に厚くするよりトゲキッス同士の打ち合いで先制できる確率を上げたほうがいいと考えSに振り切った。原始の力の枠は悪巧みや草結び持ちが多い印象だが、技範囲を広げて打ち合えるポケモンを増やしたかったので悪巧みは不採用。草結びと原始の力は入れ替えながら試していたが、相手から考慮されづらく、役割破壊技として優秀な原始の力に落ちついた。対面したヒトムやリザードンに引かれることがほとんどなく、多くのイージーウィンをもたらしてくれたためこの選択は正解だったと思う。瞬間1位を取った試合でも、初手のキョダイリザをダイロックでワンパンする大活躍だった。

 

アーマーガア@ラムの実

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陽気 H60,A188,B4,D4,S252

剣盾で一番好きなポケモン。型は変われどシーズン1からずっとパーティにいるので、今期も使いたかった。技構成はテンプレ。

相手のアーマーガアはアーマーガアで見ているため、確実に上から挑発できるように最速。Aは耐久無振りドラパルトを+1ダイジェットで確定一発のラインとし、残りをHに振った。カビゴンが大増殖していたことと、受け系統の構築を後述のナットレイステルスロックと合わせて崩していけることから、状態異常を一度無効にできるラムの実を持たせた。カビゴンの欠伸やドラパルト・ミミッキュあたりの鬼火、ドヒドイデの熱湯火傷を一度なかったことにできるので、相手の計算を狂わせることができとても強かった。今まで弱点保険アーマーガア信者だったが、ラムを使い出してからはこっちの方が強いのではと感じた。

ダイマ枠としてトゲキッスが強すぎて全体を通しての選出率は控えめだったが、最終日にはトゲキッス対策が厚そうな構築に対しアーマーガアを通していけたので、かなり活躍してくれた。

  

ナットレイ@フィラの実

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呑気(S0個体) HB252,D4

わりとテンプレのHBナットレイギャラドスやウオノラゴンの選出を見せ合いの段階でためらわせることが採用理由だったのに普通に選出されるから、その点ではあんまり意味なかったのかも。

ジャイロ宿り木ステロまでは確定とし、あと1枠は守るやボディプレスも考えたが、中盤までよく見たサザンガルドのガルドをダルマが初手に呼ぶことや、炎技のないカビゴンの持ち物を落として性能を半減できることなどから、叩き落とすを採用した。襷ガルドのシャドボ→インファイトをほぼ耐えるため、襷ガルドにも身代わり残飯ガルドにも初手叩き落とすが安定なのが強かった(宿り木を考慮してか、初手キンシはされたことない)。

基本的にはカビゴンとセットでの選出となるため、炎技は裏のカビゴンで受け、サイクルの中でステロを撒いたり相手の持ち物を叩いたり宿り木を入れたりとしっかりと仕事をしてくれた。補完枠としての採用だったのに気づいたらめちゃくちゃ選出していた。 

 

カビゴン@食べ残しf:id:fairydance2219:20200607004136j:plain

慎重 H172,A4,B252,D76,S4

最強ポケモンその2。型が多様化しすぎて使っても使われても強いので、ほんとに入れ得だと思う。ミミッキュとの並びでトリルエースを偽装している(つもり)、残飯欠伸カビゴン

Hは食べ残しの回復量最大の16n+1、Bは最低限の物理受けもできるように振り切ったが、サザンキッスロトムなど特殊を受けることが多かったため、性格補正は特防にかけた。ミラー意識でSに4振ったが、何回か同速対決があったため、12振りがよかったかもしれない。

技構成はコンセプトの欠伸、欠伸と合わせて便利な守る、ロトムの鬼火で止まらない空元気まで確定。残り1枠を何にしようか迷ったが、主に身代わりガルドを絡めたサイクルに強く出られることから地震にした。

流石に終盤はカビゴン対策が進んでおり、ロトムやキッスのトリックでこだわりアイテムを押し付けられることなどが多かったが、ステロさえ撒けていれば欠伸連打で十分仕事ができるので、結局強かった。相手のカビゴンにもとりあえずカビゴンを後投げして様子見をしていたし、上位帯の相手からもよくカビゴンを後投げされたので、汎用的なカビゴン対策はカビゴンなのでは。

 

【選出】

基本的には以下の2パターン。場合によっては違う選出もする。

1. カビゴンナットレイトゲキッスorアーマーガアorミミッキュ

体感6割はこのサイクル選出。カビゴンナットレイでステロ欠伸展開をしてサイクル有利に立ち、隙を見てエースで全抜きする。カビナットのサイクルを崩すために相手が先にダイマックスを切ってくれることが多く、またステロも基本的に撒いているため、死に出しからこちらのエースを容易に通せた。エースは一番通せそうなポケモンを選択していたが、選出率はトゲキッス>>アーマーガア>ミミッキュトゲキッスがダントツだった。

2. ヒヒダルマミミッキュトゲキッス

ヒヒダルマが刺さっているときの対面的な選出。体感3割くらい。初手ヒヒダルマで一体持って行っていってからトゲキッスミミッキュで押していくか、初手トゲキッスダイマックスを切って荒らした後にヒヒダルマミミッキュで詰めていくかのどちらか。ヒヒダルマが強烈な選出誘導となり相手の初手が読みやすいため、どちらでいくかは相手の初手で来そうなポケモン次第。

 

【重いポケモン

ドサイドン…まともな打点がミミッキュのウドハンしかないのできつい。終盤あんまり見なかったのでよかった。

カビゴン…確実な処理ルートがアーマーガアくらいしかない。アーマーガアを選出できなかったときは、カビゴンの欠伸で眠らせて、ナットレイで持ち物を叩いて宿り木を入れるなどかなり無理に処理していた。地割れ持ちはさらにキツい。

トゲキッス…悪巧みを積まれたらゲームエンドまで持っていかれるので、常に悪巧みを警戒した立ち回りをしなくちゃならないのがしんどい。ラム持ちはカビゴンが起点にされるので無理。鋼技警戒でダイマ切ってくれることを願う。

ドリュウズ…ドリルやめてください。

他にもいるが特に気になったのはこれくらい。

 

【感想】

今まで自分で考えた構築の中で一番完成度が高いと思っていたので、最終5位(ついでに最終日瞬間1位)という結果を残せてとても嬉しいです。最終日は9戦全勝だったため、潜り続ければさらに上も狙えたかもしれませんが、最終1桁を保存しておきたい気持ちが勝ってしまったので仕方ないかなと思います。

社会人という立場上これからどれだけポケモンに時間を割けるかはわからないですが、次のシーズンからも高順位目指して頑張ります。

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