【最終2127 / 43位】スカーフエースバーンサイクル【剣盾S8使用構築】

こんにちは、ピッツと申します。

S8で最終43位を達成した構築の記事です。

メインロムはtnピッツ、サブロムはtnYAECAで潜っていました。

最終日に2ロム2100越え(サブロムはそこから溶かして最終2005で終わりましたが…)を達成できた構築なので、弱くはないかなと思います。

レンタルチームも公開しているので、ご自由にお使いください。

以下常体。

 

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撤退時の成績(8/1 08:00ごろ)

 

【構築経緯】

エースバーンに対して受け出せるポケモンが非常に限られていること、また受け出せないパーティは襷持ちや電磁波、ダイマックスのタイミングを合わせることで処理を狙ってくることに着目し、それらの動きにアドが取れるスカーフ蜻蛉返りエースバーンから構築をスタート。蜻蛉返りからの引き先として、相手のエースバーンに対して比較的安定して受け出せるアッキの実カバルドンと、ポリゴン2・ラプラススピンロトム・特殊ドラパルトなどの特殊全般に強めなHD身代わりポリゴン2を採用し、この3体を構築の軸とした。上記の3体だと環境に多いウーラオスやゴリランダーの相手がエースバーンに任せきりになってしまうため、それらに強い駒としてトゲキッスを採用。ノーマル・格闘の一貫を切るゴースト枠兼、受け系統の構築に最低限抗うため、身代わり竜舞ドラパルトを採用。ここまでの並びで重めなヒートロトムアシレーヌ・マジカルフレイムトゲキッスあたりに打点があるポケモンがほしかったため、相手のカバルドンへの安定した引き先としても優秀なラムの実ウォッシュロトムを最後に採用し、構築が完成した。

 

 

【個体紹介】

エースバーン@拘りスカーフ

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意地っ張り 155-184(252+)-95-×-96(4)-171(252)

AS- 特化

D- 端数、ダウンロード調整でB<D

 

構築の軸①。環境の覇者。構築経緯にも書いたように、相手の対策ポケモンと対面する際・相手がダイマックスを切ってくる際に、蜻蛉返りから有利なサイクルに展開できるのが非常に強力。スカーフ枠でありながらDMエースとしても高性能であるため、相手のDMを受けきった後にこのポケモンをDMさせる展開も多かった。技構成はコンセプトの蜻蛉返り、キョダイカキュウが打てる火炎ボール、ダイナックルが強力な飛び膝蹴りは確定。残り1枠はDM時に裏のドラパルトを見据えてダイジェットを打ちたい場面が散見されたので飛び跳ねるとしたが、ここは自由枠のように思う。シーズン途中には試しにギガインパクトや思念の頭突きでも使ってみたが、どちらも強かった。

 

カバルドン@アッキの実

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腕白 215(252)-132-187(252+)-×-93(4)-68

HB- 特化

D- 端数

 

構築の軸②。相手のエースバーン・ミミッキュ・パッチラゴン・ドリュウズ・物理ドラパルトなどの相手をしてもらう。アッキの実以外だと珠エースバーンのダイナックル→キョダイカキュウが受からないので、この持ち物で確定と思う。巷で流行っていた珠ACエースバーンには吹き飛ばされるので、当たるたびに泣いていた。最初は地震ステロ欠伸怠けるで使っていたのだが、増殖していたラムor身代わり残飯トゲキッスの起点になるのが弱いと感じ、ヘビーボンバーの採用を決めた。地震ヘビーボンバー怠ける@1には欠伸やボディプレスが多い印象だが、受け出しから相手の物理ポケモンを起点にしていける・またアッキカバルドンミラーにも強い鈍いを採用してみたところ、詰め筋としての使用感が非常に良かったのでこの構成とした。ダイアースでDも上がるので、相手に先にDMを切らせた後にこのポケモンで要塞化して詰ませた試合もあった。本当に強かったので是非使ってみてほしいポケモン

 

ポリゴン2@進化の輝石

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穏やか 191(244)-×-112(12)-138(100)-145(132+)-83(20)

H- 16n-1

B- 余り

C- 冷凍ビームで215-93カバルドンを乱数2発(74.6%)

D- 特化珠ドラパルトのダイドラグーン(竜星群)確定3発、特化珠スピンロトムのダイジェット確定3発、特化珠トゲキッスのダイジェット低乱数2発(7.8%)、特化ポリゴン2のトライアタックを身代わりが確定耐え

S- 最低限のミラー意識

 

構築の軸③。今期の構築の中で唯一努力値ぶっぱでなく調整を考えた、自慢のポリゴン2。初手エースバーンの蜻蛉返りからの運用を想定しているため、相手の命の珠持ち特殊ポケモンの初手ダイマックスを受けきれる調整とした。特性については、今はDL調整をしているポケモンが多いため、自分より速い相手に安定して火力の上昇が見込めるアナライズが一番強力と感じた(トレースは使ったことがないので分からないが、HBならありなのかもしれない)。技構成は自己再生を確定とし、ラプラストゲキッスアシレーヌギャラドスなどに打てて追加効果が強力な放電、ドラパルト・ゴリランダー・カバルドンなどへの打点となる冷凍ビーム・ポリゴン2ミラーやTODを視野に入れた身代わりとした。トライアタックがほしい場面もあったが、切れる技がなかった。身代わりが本当に偉い技で、ポリゴン2ミラーが発生した際にこちらだけ状態異常を引くリスクなくTODに持ち込めたり、有利対面の際の安定択として押したりと、立ち回りが楽になった。マジカルフレイムを持ったトゲキッスヒートロトムが増加したことは向かい風であったが、それでもなお強力だった。

 

トゲキッス@拘り眼鏡

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臆病 161(4)-×-115-172(252)-135-145(252+)

CS- 特化

H- 余り、奇数調整

 

ウーラオス・ゴリランダーに強いポケモンとしての採用。トゲキッスミラーや準速ギャラドス意識で最速。有利対面ができた際に受け出し先に高い負荷をかけるため、持ち物は拘り眼鏡を持たせた。今期はマジフレ日差し型や身代わり残飯型がとても多かったので、眼鏡は想定されづらく動きやすかった。いつも通りエアスラ怯み6割が凶悪過ぎて、低速パーティ相手にはエアスラを打っているだけで崩壊させることもあった。技構成は定番の3ウェポンと、ヒートロトムリザードン意識の原始の力とした。最終日には何度か原始の力/ダイロックで相手を崩壊させることができたので、採用して正解だった。ちなみに大文字は過剰火力な感じがしたので、命中安定の火炎放射でよかったかもしれない。

 

ドラパルト@食べ残し

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意地っ張り 163-189(252+)-95-×-96(4)-194(252)

AS- 特化

D- 端数、ダウンロード調整でB<D

 

オーソドックスな身代わり竜舞ドラパルト。こちらのエースバーンとの対面で明らかにカウンターを打ってきそうな相手に対し、蜻蛉返りからカウンターを透かす役割を果たすこともある。+1準速ドラパルトが+2最速トゲキッスよりも早いことに気づいたので、耐久には振らず意地AS特化とした。特性はギャラドスウインディレントラーなどの威嚇を無効にしたかったのでクリアボディハピナスやラッキーが見えたら積極的に選出し、身代わりを見て鬼たた型だと思いこんで投げてくる人々にイージーウィンしていた。他にも身代わりはドラパルトへの打点がない相手の前での安定択となったり、相手のDMを凌いだり、電磁波・鬼火・不意打ちを透かしたりするのに役立った。ポリゴン2に基本的に勝てない点は弱かったが、逆にポリゴン2がいない構築に対しては強く出られる場合が多かった。

 

ウォッシュロトム@ラムの実

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臆病 125-×-127-157(252)-128(4)-151(252+)

CS- 特化

D- 端数、ダウンロード調整でB<D

 

構築の最後に入ってきた枠。アシレーヌトゲキッスヒートロトムなどと対面させ、打ち合ったり悪巧みで崩したりしていく。またエースバーンの蜻蛉返りからカバルドンに対して繰り出し、相手からはあまり想定されないであろうラムの実でイージーウィンも狙う。最速トゲキッスのエアスラ連打で突破されるのを防ぐため、調整は臆病CS特化とした。最速ギャラドスや準速ウーラオスも抜けているので、相手がS関係を誤認して突っ張ってきてくれる対面もあり最速のメリットは大きく感じたが、耐久に振らないと想像以上に脆いので扱いが難しかった。技構成はダイサンダーの威力が140になることを評価しライジングボルト、一致技のハイドロポンプ、ダイアークが強力でドラパルトへの打点になる悪の波動、有利対面で積む悪巧みで完結している。ライジングボルトはDMが終わった後にポリゴン2などに対する強力な打点となるため、この効果のおかげで拾えた試合もあり強かった。しかしいかんせんエレキフィールドがないと追加効果もないただの威力70技なので、普通に10万ボルトか放電でもよかったのかもしれない。

 

【選出】

正直相手のPT次第であり、色々な選出パターンで選出した。

エースバーン + カバルドン + ポリゴン2

が軸となる基本選出なので、まずはこれで勝てそうか考える。

上記の選出が厳しい場合は、刺さりが良さそうなポケモン3体、といった選出になりがち。

体感選出率は

ポリゴン2>カバルドン>エースバーン>トゲキッス>ドラパルト>ウォッシュロトム

 

【重いポケモン

ヒートロトム…こちらも対策は仕込んでいるものの選出が歪まされることが多い。また不利対面で悪巧みを積まれたり、スカーフボルチェンで自由にサイクルを回されたりと後手に回ってしまう展開が多かった。

・ウオノラゴン…終盤になって急増した気がする。鉢巻エラガミを誰も受けられないので、一度不利対面を取ると厳しい展開を強いられる。またダイマミミノラゴン構築に見えるため鉢巻想定でいたらスカーフでした、など型を見誤る事案が多く発生した(これは私が弱いだけかもしれない)。

ニンフィア…初手のエースバーンニンフィア対面は引いてくるものと思って蜻蛉返りを押していたが、なぜか毎回突っ張られていたので無理だった。キツイと思っていた瞑想欠伸型が多すぎた。

マリルリ…チョッキだとかなり厳しい。

バルジーナ…単体であればトゲキッスやミトムで勝てるが、大体ハピナスと組んでいるので崩すのがしんどかった。あまり当たらなかったのでよかったが。

 

【感想】

鎧の孤島で新ポケモンが解禁され大きく環境が変わる中、このような結果を残せてひとまず嬉しい思いと、もっと上位を目指したかったという悔しさが混在している感じです。最終日に夜通し潜ったのは初めてで、有名な方や上位の方と沢山戦うことができて楽しかったので、その点については非常に満足のいくシーズンでした。マッチングして対戦頂いた方、ありがとうございました。

来期はリアルも忙しそうなので上位を目指すかは分かりませんが、またいつか1桁を取れるよう頑張っていきたいと思います。

こちらの構築のことで何かあれば、Twitterによろしくお願いします。

ピッツ (@adptwgjmg) | Twitter

ここまで閲覧していただきありがとうございました。